顔の脂肪注入が定着しない原因は?
顔の脂肪注入が定着しない原因は?
顔の脂肪注入って、脂肪が全部定着するわけじゃないって聞きました。もし定着しなかったら、また元に戻っちゃうのか不安です。何が原因で定着しにくくなるんでしょうか?
注入した脂肪が定着しない主な原因は、脂肪の質、注入量や注入技術、術後の過ごし方の3つです。特に、脂肪細胞に「栄養」と「酸素」がきちんと届くかどうかが鍵となります。
脂肪注入が定着しない3つの原因
前提として、脂肪注入では注入した脂肪のすべてが定着するわけではありません。一部が体内に吸収されるのは自然な経過です。ただ、どのくらい定着するかには差があり、そこにはいくつか複合的な要因が考えられます[1][2]。
脂肪細胞にとって、注入先となる顔は「新しいお家」のようなもの。この脂肪の「引越し」と「新しい生活」がうまくいかないと定着が難しくなりますが、脂肪がしっかり定着するとこのような仕上がりが得られます。

| 執刀医 | 西村 章 |
|---|---|
| 施術の概要 | コンデンスリッチフェイス:皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これを顔に注入することで、額やこめかみのくぼみ、頬のコケなどのボリュームを補う。 |
| 施術費用 | モニター料金:¥480,000(税込¥528,000) モニターに関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【お顔の脂肪注入モニター募集】 ▷【おでこの脂肪注入モニター募集】 |
| 副作用・リスク | 脂肪吸引部位:疼痛、浮腫、内出血、色素沈着、熱傷、知覚障害、凸凹、たるみ、引き攣れなど。 脂肪注入部位:疼痛、腫れ、内出血など。 (※この他にも予期しない症状が現れる可能性があるので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。) |
1. 注入する脂肪の質
まず、採取した脂肪をどのように処理するかが重要です。
脂肪吸引で採取された脂肪は、そのままでは不純物や傷ついた細胞、老化した細胞も含まれています。傷んだ細胞が多く含まれたまま注入してしまうと、引っ越し先で生き残ることが難しくなってしまいます。
だからこそ当院では、採取した脂肪を適切に精製し、コンデンスリッチファット(CRF)やマイクロCRFなど、健康で元気な脂肪細胞だけを選び抜いてから注入しています[3]。

2. 注入量と注入技術
次に、注入先となる顔の、組織の状態や血流、そして一度に注入する量も大きく関わってきます。
脂肪細胞は、注入された場所で周りの組織から栄養と酸素をもらって生きていきます。一度にたくさんの脂肪を注入しすぎると、細胞ひとつひとつに栄養が行き渡らなくなり、結果として定着率が下がってしまうのです[4]。
そのためザクリニックでは、一度に注入しすぎず、栄養と酸素がきちんと行き渡るよう、顔のどの層にどれくらいの量を注入するかを一人ひとり丁寧にデザインしています。

3. 術後の過ごし方
術後の過ごし方も定着しない原因に影響します。
注入したばかりの脂肪細胞はとてもデリケートです。術後、過度な圧迫やマッサージ、急激な体重の増減などは、脂肪の定着を妨げる原因となることがあります。
だからこそ私はカウンセリングの際、定着を左右する術後の過ごし方についても、時間をかけて丁寧にお話しするようにしています。安静に過ごし、クリニックからの指示をしっかり守っていただくことが、脂肪細胞の新しい生活をサポートすることに繋がります。
脂肪注入は、生きた細胞を扱う繊細な施術
脂肪注入は、ただ脂肪を入れるだけの手術ではありません。生きた細胞を扱う非常に繊細な手技であり、医師の経験や技術、そして術後のゲストの協力が、理想的な結果へと繋がります。
不安なことがあれば、どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。一緒に、最高の未来をデザインしていきましょう。
出 典
- 1. Qianwen Lv et al. Volume Retention After Facial Fat Grafting and Relevant Factors: A Systematic Review and Meta-analysis. Aesthetic Plast Surg. 2021 Apr;45(2):506-520.
- 2. A Vasavada et al. Autologous Fat Grafting for Facial Rejuvenation. StatPearls [Internet]. 2023 Jul 31.
- 3. 吉村浩太郎. 美容医療:私の方法と合併症回避のコツ. 形成外科 54巻 増刊号 2011年 S255-S264
- 4. T Mashiko, K Yoshimura. How does fat survive and remodel after grafting? Clin Plast Surg. 2015 Apr;42(2):181-90.